カジュアルにゲームを楽しむならポータブルゲーミングPCが最適!

ゴロp

ポータブルゲーミングPCが最近気になってる

ポータブルゲーミングPCとは

「ハンドヘルドゲーミングPC」や「UMPC(ウルトラモバイルPC)」とも呼ばれるジャンルのPCです。

割と最近耳にするようになったジャンルのPCだと思いますが、
形容が人によって変わることがあり、まだ明確に定まっていない気がします。

とまぁ余談はさておき、ポータブルゲーミングPCはニンテンドースイッチの様な見た目をしているPCです。

色々なメーカーから発売されており、コントローラが一体となっている型や
ニンテンドースイッチ同様にコントローラーの着脱が可能なものまであります。

純粋なゲーム機であるニンテンドースイッチはゲームに特化したUIのため操作も単純で直感的に操作することが可能です。

対してポータブルゲーミングPCは、基本はPCなのでPCに詳しくない方はとっつきづらいかもしれません。

ポータブルゲーミングPCとニンテンドースイッチは、見た目が似ていてもできることは全く違います

カジュアルなプレイ

私自身、据え置き機と呼ばれるゲーム機でゲームをプレイすることがかなり減っています。

とはいえ、Switchがあれば寝転がりながらや出先でも遊べるなど
場所の自由が利くということがかなりのメリットですし据え置き機より頻繁に遊びます。

Switchの場合は自宅TVでも使え、1台で据え置き機・携帯機の両方を兼ね備えているのも良い点ですよね。

自分としては、据え置き機だけという選択肢よりも自由が利く方が遊びやすいと感じます。

場所を選ばず自由な姿勢で気楽にプレイしたいんです。

ちなみに、シューティング系や格ゲーなどは自分の好みのゲームジャンルではないので
シビアな操作を必要としないためポータブルゲーミングPCは自分の用途に適していると感じています。

また、Switchなどのゲーム機と異なる利用方法としてエミュレータの利用を視野に入れています。

PS3が自由にプレイできるとは・・・流石にこれはゲーム機では実現が難しい機能です。(性能的にも)

UMPCの性能がかなり向上している

私とUMPCの邂逅は、15・6年前のASUSのイーモバイル抱き合わせPCやVAIO type Pです。

その当時にUMPCという言葉があったか記憶が定かではありませんが、
今思えばUMPCというカテゴリに該当するPCでしょう。

当時のUMPCはインテルATOMプロセッサが採用されておりモッサリ動作するマシンでした。

正直なところ快適に使えるレベルでは無かったと記憶しています。

もしかしたらカスタムオーダーやリッチなモデルを選択すれば多少は動作が違ったかもしれませんが、
劇的に3倍早く動く赤いアレみたいにはいかないでしょう。

結局は普通のPCを使うようになったため、UMPCを使っていたことを思い出すこともありませんでしたが、
最近よくポータブルゲーミングPCのニュースを目にするようになり記憶が復活してきました。

機を見て家電量販店に展示されているポータブルゲーミングPCを触ってみたところ・・・
PCとして特にストレス無く操作が可能!これはもう、なんだか色々用途が広がりそうです。

3年ほど前に購入したゲーミングノートPCが手元にありますが、スペック的には最新のポータブルPCの方が断然上です。
(使い方は当然変わってくるものの・・・)

PS3エミュやPCゲームの動作を見る限りは自分の用途では特に問題無くゲームが遊べそうでした。
というよりも、むしろ最適なのでは?と思うように。

主な用途

  • Steamゲーム
  • Xboxゲームパス
  • エミュレータ
  • サブPC
  • タブレットPC代替

個人的主観ですが、ガチゲーマーに向けた製品では無いと思います。

マッチョなクリエイター作業にも向いてないと思いますが、使う用途によってはメインPCとして使えなくもないという印象。

外部ディスプレイ・キーボード・マウスがあればより使いやすくなるでしょう。

「ガチゲーマー」や「マッチョなクリエイター作業」が全く分からん。
とか
「とりあえず動かしてみりゃなんか分かるべ」

と思えない場合は、普通のゲーミングPCを買った方が後悔はないと思います。

このフォルムのPCが欲しいというカジュアルゲーマー向けの製品だとは思いますが、
お値段はカジュアルゲーマー向けかと言われると、ちょっと乖離しているような気もします。
とはいえ、PCなのでやれることはゲーム機に比べ自由度は高いですけどね。

また、かなりスペックもりもりのモデルもあるにはありますが・・・こちらはお財布と相談ですね。

ポータブルゲーミングPCの販売メーカー

2023年に大手メーカーの参入もありましたが、販売メーカーはある程度限られます。

また、普通のPCメーカーと異なるため見慣れないメーカーもありますが、
以下の7社が主な製造メーカーと参入時期です。

  • GPD(2015年頃~)
  • ONE-NETBOOK(2018年頃~)
  • AYANEO(2021年~)
  • AOKZOE(2022年~)
  • ASUS(2023年~)
  • Lenovo(2023年~)
  • MSI(2024年~)

中華エミュ機とSteam Deckは除外していますが、当サイトでも情報は収集できるよう整理予定です。

また、過去参入していたメーカーについては、情報が錯綜すると思いますので省きます。

2023~2024年に参入した大手の今後の動向が気になるところですね。
ASUSについては、2024年後半に次期モデルが出そうです。

ポータブルゲーム機の種類

持ち運べるゲーム機の種類についていくつか言及したので、
「ポータブルゲーミングPC」、「中華エミュ機」、「Steam Deck」とSwitchの違いについて整理しておきます。

Switchは老舗のゲームメーカーかつ携帯ゲーム機の代表としてイメージしやすいと思うので比較します。

各ゲーム機でできること

用途の自由度が高い順に列記しています。

  1. ポータブルゲーミングPC
    • SteamなどのPCゲームが遊べる
    • エミュレータ対応◎
    • WindowsOSなのでPC代替可
  2. Steam Deck
    • Steamのゲームが遊べる
    • エミュレータ△
    • SteamOSでPCというよりゲーム機寄り
  3. 中華エミュ機
    • エミュレータ機
    • エミュレータ対応○
    • Androidや独自OSなど各社異なるUI
  4. Switch
    • Switch用のゲームが遊べる
    • ゲーム専用機で使い勝手○
    • カスタムファーム有(自己責任

各ゲーム機の性能

そのカテゴリ内の最高スペックの製品で比較し、性能が高い順に列記しています。

特に上2つの「ポータブルゲーミングPC」と「中華エミュ機」は製品が多いので
購入する際などにご自身で比較する際はご注意ください。

  1. ポータブルゲーミングPC
  2. 中華エミュ機
  3. Steam Deck
  4. Switch

各ゲームの価格帯

価格が高い順に列記しています。性能の項目と同様に製品によって異なるので傾向です。

  1. ポータブルゲーミングPC
  2. Steam Deck
  3. Switch
  4. 中華エミュ機

ポイント

  • ゲームの遊びやすさなら、Switch
  • 遊ぶゲームが限定的なら、中華エミュ機かSteam Deck
  • 自由な使い方を重視するなら、ポータブルゲーミングPC

代表的なポータブルゲーミングPC

GPD

当サイトで紹介しているポータブルゲーミングPCを製造している企業としては最も古い2015年頃から製品をリリースしています。

歴史があるためか製品バリエーションが多いのが特徴です。GPDの代表的な製品として以下の製品があります。

  1. GPD Winシリーズ
    • ゲームプレイに特化したWindowsベースのポータブルゲーミングPC
    • 物理キーボードとゲームコントローラーを搭載
  2. GPD Pocketシリーズ
    • ウルトラモバイルデバイスで、小型のノートパソコン型。
    • 高解像度ディスプレイと物理キーボードを備える。
  3. GPD MicroPC
    • コンパクトなデザインで、ポータブルなミニPCとして利用できるモデル。
    • 多くのポートを備えており、さまざまな用途に対応。
  4. GPD XD Plus
    • Androidベースのポータブルゲームコンソール。
    • タッチスクリーンと物理ボタンを備えています。
    • Androidゲームやエミュレーターをプレイするのに適している。

GPD社のポータブルゲーミングPCはGPD Winシリーズで、
最新のモデルはGPD Win4(2024年モデル)と近年はポータブルゲーミングPC型に注力しているようです。

GPD Win4は見た目がPSPを大型化したような見た目にスライド式キーボードを搭載した製品です。

キーボードを閉じた状態は本当にPSPだと錯覚しそうなぐらいフォルムが似ています。

ONE-NETBOOK

次に紹介するのは、2018年頃より製品をリリースしている企業です。ONE-NETBOOKの代表的な製品として以下の製品があります。

  1. OneMixシリーズ
    • コンパクトなサイズのWindowsタブレットPC。
    • 物理キーボードとタッチスクリーンを備える。
  2. OneGxシリーズ
    • ゲームプレイに特化したポータブルノートパソコン。
    • 高性能なプロセッサーとグラフィックスカードを搭載。
    • 5G通信に対応したバージョンもある。
  3. OneXPlayerシリーズ
    • コンパクトなポータブルゲーミングPC。
    • コントローラ一体型/分離型がある。
    • 専用キーボード(オプション)がある。

ONE-NETBOOK社のポータブルゲーミングPCはOneXPlayerシリーズで、
最新のモデルはONEXPLAYER X1ですが、ディスプレイサイズが約11インチとちょっと大きめです。
ONEXPLAYER 2 Proは8.4インチなので、ここら辺がポータブル機の限界なのではと思っています。

直近のリリースからは、Switchのようなコントローラ分離型の製品を模索しているような印象です。

AYANEO

次に紹介するのは、2021年頃より製品をリリースしている企業です。
ここまでに紹介した3社は、複数のモデルがリリースされいてポータブルゲーミングPCの道筋を決めたと言えるかもしれません。
この3社では色んな模索があったでしょうね。

AYANEOの代表的な製品として以下の製品があります。

  1. AYANEOシリーズ
    • コンパクトなサイズのWindowsタブレットPC。
    • 物理キーボードとタッチスクリーンを備える。
  2. AYANEO AIRシリーズ
    • 軽量&薄型&有機ELディスプレイ搭載のポータブルゲーミングPC。
  3. AYANEO SLIDE/FLIP DS
    • スライド式の物理キーボードが搭載された「AYANEO SLIDE」
    • DSライクなデュアルスクリーン搭載の「AYANEO FLIP DS」

AYANEO社は今のところPC型のものはなく、全ての製品がポータブルゲーミングPCと言えます。

最新のモデルは発売間近(2024年5月頃)となっている、AYANEO FLIP DSです。
デュアルスクリーン型でDSライクな見た目にも珍しいタイプのポータブルゲーミングPCです。

まだまだ色んな方向性を模索しながら製品を出している印象の企業ですね。

AOKZOE

次に紹介するのは、2022年頃より製品をリリースしている企業です。

AOKZOEの代表的な製品として以下の製品があります。

  1. AOKZOE Aシリーズ
    • コスパ最強を謳うポータブルゲーミングPC

AOKZOE社は今のところシリーズも一つのみで、大きな形状の変化はありません。

海外ではAOKZOE A2が最新版、日本ではAOKZOE A1 Proが入手しやすいようです。

コスパを謳っているだけに今後に期待したいところですね。

ASUS

次に紹介するのは、2023年6月より製品をリリースしている大手の企業です。

ゲーミングPCブランドでも有名なASUS(エイスース)が満を持しての参入。

ASUSのゲーミングPCは多数出ているので除外しますが、ポータブル型は参入したばかりで1年も経っていません。(2024年4月時点)

  1. ROG Ally
    • CPUの廉価版と高性能版の2モデル展開。

カラーバリエーションが無く白色のみです。

他社と比べお値段抑え目です。
2024年後半には次期モデルを投入すると言われており、個人的には購入の最有力候補です。

Lenovo

次に紹介するのは、2023年12月に製品をリリースした企業です。

ASUS同様、ゲーミングPCブランドでも有名なLenovoが参入。

リリースされたばかりでもありますしレビュー数もそれほど多くは無い機体です。

  1. Legion Go
    • コントローラ分離型、分離コントローラはマウスとして利用できるなどユニークな設計。

個人的には色といいユニークな設計といい好みではあるものの、ディスプレイの設計に課題あり。

ASUSと比較して最後までどっちにするか迷いました。

MSI

次に紹介するのは、2024年3月末に製品がリリースされたばかりです。

ASUS・Lenovo同様、ゲーミングPCブランドでも有名なMSIがついに参入。

ROG Allyに似ており、違うのはカラーとチップセットぐらいという印象。

  1. Claw A1M 002JP/003JP
    • CPUの廉価版と高性能版+ストレージ増量の2モデル展開。

CPUにCore Ultraが搭載されているため必要メモリが多いはずだが、搭載されているメモリが潤沢ではないのがネックになりそう。

他社と違う点を押し出したければ、もうちょっと構成を練る必要があったのではないだろうか。

今後の動向を見守りたいところです。